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2018/12/11

2018年12月1-2日熊野古道中辺路一部

 太平洋側は好天の予報が出ている週末は、熊野古道中辺路を目指しました。当初は那智の滝から小口で一泊して本宮まで行く予定でしたが、初日の出発が遅くなったり、那智の滝から中辺路への入口が階段の連続で、観光客の視線に耐えながら自転車を担いで登るということができない、といった理由で、初日は那智の滝周辺の偵察で終わりました。二日目は予定通り小口から本宮まで快適に担いだり走ったりできました。

一日目
 金曜日の晩のお仕事が遅かったので出発が遅れ、那智の滝道の駅に着いたのは午前9時でした。すでにこの段階で小口まで到達するのは厳しい状況でした。道の駅は那智駅と一体化していて、輪行でここに戻ってくるのに便利です。
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 那智の滝に向かって県道をよろよろと登っていくと大門坂に到着。世界遺産なので表示は完ぺきです。石段の坂なのでここは敬遠しました。
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 滝に向けてS字カーブを登っていくと、紅葉真っ盛りのもみじが道路わきにありました。思わず休憩を兼ねて記念撮影。今年の冬はなかなか寒くならないので、紅葉は長く楽しめるようです。
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 突然に落差が大きい那智の滝が出現しました。なかなか立派です。しかし、先週に大杉谷の幽谷を見てきたので、あまりにもあからさま、というか、市街に近いです。そのせいだとは言いませんが、神道行事が滝に向かって行われていました。さらに滝を正面に眺めるスポットに入るには入場料が必要でした。
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 さて、大雲取への入口は那智神社への参道のようです。観光地のど真ん中にある階段をヘルメットをかぶって自転車を担いで登る気にはなれません。
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 那智の滝付近の神社とお寺の階段はこんな感じです。自転車は駐車場の端っこにデポして、身軽になって偵察に行くことにしました。
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 那智神社の鳥居の雄姿です。かっこはいいけどピカピカであまり歴史は感じません。でも、こんなところにこんな立派なモノ、という意味でむかしの人の信仰の尊さを感じます。
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 神社の隣にあるお寺に行く途中からの風景です。確かに滝の神秘性は感じます。そして、神も仏も一緒というところに好感。
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 お寺の裏手から大雲取方面への道探索に踏み入れると、熊野古道のイメージキャラの石段がいきなりお出迎えです。こうだったよなーと思いながら徒歩で登っていきました。那智の滝周辺の観光客はここまでは来ないので、静寂です。
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 登りきると那智高原という場所に到着。公園として整備されていますが、誰もいなくてさびれています。ここまでは那智の滝の階段を登らずとも林道経由で到達できることが分かりました。自転車ルートとしては那智の滝を経由する必要はありません。
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 公園の奥から熊野古道が続いています。大雲取越の注意看板がありました。地蔵茶屋付近で崩壊があるようでが、う回路があるとのこと。ここから再び石段になっています。
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 那智の滝周辺の林道と熊野古道へのアクセスを調査することにしました。那智の瀧神社に戻り、自転車を回収して林道を登っていくと、海岸線を眺望する高みに達しました。紀伊半島は和歌山県に入っても平野はほとんどなくて、山からいきなり海になります。
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 林道のそばに阿弥陀寺があります。那智大社からは「かけぬけ道」という古道が通じています。那智の滝あたりにはたくさん観光客が居ましたがここは静寂そのものでした。
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 阿弥陀寺から那智高原に向かい、ここから色川方面に向かう林道で下ります。穏やかですが複雑な地形の山腹に小阪という集落が広がっています。海が近いのに、とても山奥にいるようです。
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 那智路の駅に戻り、クルマで小口自然の家に向かいました。新宮で買い出し。
 小口自然の家は世界遺産の熊野古道を歩く外国人がたくさん泊ります。今晩は5名しか宿泊しておらず、こじんまりしていましたがスペインの男性が一人旅で泊まっていました。同宿の日本人中高年夫婦はスペインの聖地巡礼古道にも詳しく、スペインと日本の古道の話で盛り上がりました。

二日目
 朝はもやがかかっています。でも寒くはありません。12月としては異常に暖かい気候です。朝食を宿でいただき、そうそうに出発です。少し宿から走ったところに中辺路の小雲取越えの入口があります。ここにクルマをデポして出発です。
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 民家の横から古道が始ります。お決まりの石段です。さっそく自転車は担ぎになりました。覚悟の上です。
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 石段を登りきると乗って行けそうな道になりました。これは期待できそうです。
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 登っていくと、谷間にかかっている雲の上に出てきました。標高は400m付近ですが山深い感じがします。
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 道はしっかりしていますが、ところどころに倒木がありました。この夏の台風の影響でしょう。
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 桜茶屋跡に到着。大正時代まで建物は存在したそうです。
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 いい感じの道が増えてきました。アップダウンがあまりなく、乗って行ける部分が多く、朝日も差して快適に進んでいくことができます。ほとんど人に会いません。
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 石堂茶屋跡に到着。ここで茶屋を運営しながら人が住んでいたらしく、墓地もあるそうです。
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 賽の河原地蔵。子供の健康な成長を願って石を積み上げていったというお話。むかしの人は現代から比べると大変な暮らしだったでしょうが、みんな頑張って生きていたのだろうなーと思わせてくれます。
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 百閒ぐらに到着。山々が見渡せます。ここまで行き会ったのは3組の人たちで、そのうち2組が西欧人でした。
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 万才峠を越えてくる熊野古道伊勢道との合流点に到着しました。昨冬は熊野古道の伊勢道をたどって、最後にここにやってきて本宮に下りました(前回の記録はここ)
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 請川まで快適な道が続くことは昨年に確認済み。登ってくる人がいないかどうか気を付けながら、あまりスピードは出さないようにして走ります。
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 熊野川沿いの請川に到着しました。小口から3時間でした。
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 国道を走って本宮に到着。前回にしっかりめぐったので今回は省略。バス輪行で戻ろうとしてバスの時間を見ると、次のバスは1時間後。走って帰ることにしました。
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 熊野川沿いの国道168号を走ります。川の両側の山は高くはないけれど谷は深い。むかしはこの川沿いに歩いていくのはたいへんだったでしょう。だから古道は山を越えていくようになっていて、川は船で行き来するのが主流だったそうです。
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 神丸バス停に到着。ここから小口行きのバスが出ているのですが、ここも次のバスは1時間半後。ローカルバスの旅も悪くありませんが、天気もよいので、走っていくことにします。
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 お昼にクルマをデポした小雲取越の入口に戻ってきました。東屋で昼食をとってから、帰路につきました。
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 中辺路を那智の滝から本宮まで歩き、担ぎ、走り通すことはできませんでしたが、那智の滝付近の道の様子はわかったし、本宮から那智の滝に向かった場合も、乗車できる快適な道があることが分かりました。次は、本宮から那智の滝に向かってみようと思います。

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