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2017/09/12

2017年9月9,10日 空木岳

 週末は天気が良いという予報を聞いて、8月末に大雨に降られて敗退した空木岳に行ってきました。

1日目
 前夜に伊奈川ダム上の駐車場に入って車中で仮眠。週末は晴れますよ!という予報のためか、クルマが多く、中にはすでにヘッドランプをつけて出発している人たちもいます。つらて薄暗い中を、午前5時前にヘッドランプをつけて出発しました。
 前回は大雨だった金沢土場に到着。
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 発電所の取水口を経てうさぎ平に到着しました。ここまで自転車で1時間。コースタイムの半分ぐらいに短縮できたようです。ここから乗れるところまで自転車を押して登りましたが、すぐに急傾斜となり自転車は登山道脇にデポしました。
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 登山道はひと登りしたあと、尾根を巻きながら下り気味になり北沢を吊り橋で渡ります。渡ったところに、こんな看板がありました。ここは中央アルプスです、と確認しました。
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 針葉樹林の斜面を登っていくと仙人の水が現れました。尾根筋を登っているのですが、ちょっとした沢筋があって水が湧いています。そういえば、同じ中央アルプスの桂木場から西駒山荘に登る道にも途中に水場が豊富にありました(西駒山荘の記録はここ)
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 さらに登っていくと見晴場がありました。上部はガスが去来していてなかなか全貌が見えませんが、空木岳の前衛峰は確認できました。
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 最後の水場の木曽義仲の力水に到着。今晩は水場がない駒峰ヒュッテに泊るため、持ってきたペットボトルを水で満タンにします。全部で3.5リットル。ここまでかなりコースタイムよりも早く来ています。この調子だと、お昼前に空木岳に到達してしまいそうです。
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 力水から10分で木曽殿山荘に到着。主稜線のコルにある小屋で、ここから空木岳に向かって岩がちの稜線が空に向かって上昇しています。
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 岩稜を登っていくとだんだんとガスが晴れてきて、南駒ヶ岳が見えるようになりました。なかなかかっこいい山です。明日はあそこまで往復してくる予定です。
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 空木岳に到着。時間はまだ午前11時ちょっとすぎです。足元には伊那谷の池山から登ってくる尾根上にある駒峰ヒュッテが見えました。写真では見にくいですが、その向こうのカールの底には空木平避難小屋が見えます。池山方面から登ってくる人が多いようで、急に人が増えてきました。
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 山頂直下の小さい小屋は、展望がよいベランダが有名です。すでに、休憩している人がたくさんいます。小屋の中に入ると、どこでも好きな場所を確保してくださいということで、二階の窓際に陣取りました。一階は自炊場所になっていますが、今日は人が多そうなので一階にも人が寝ることになるかもしれないとのこと。早く到着できたのは良かったかもしれません。
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 時間が早いので空木平避難小屋まで散歩に行くことにしました。カールの底という場所は庭園のような雰囲気があって好きです。涸沢が超有名ですが、日高山脈の幌尻カールもいい雰囲気です。遠望ながら空木平もいい感じ。
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 カールを下っていくとチングルマの群生地がありました。花はすっかり終わっていて、特徴的なひげの姿になっています。
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 名前はわかりませんが、この時期にもまだ頑張って咲いている白い花の高山植物が点在していました(イワツメクサのようです!)。
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 避難小屋に到着。カールの底から空木岳方面を見上げます。避難小屋は高校山岳部と思われるパーティーが入っていてにぎやか。水は薄いながらもそばを流れているようでした。
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 再び汗をかきながら駒峰ヒュッテに登ります。こちらは、中高年登山者でにぎやか。「サンデー毎日だから思いっきり楽しむんだ」とか「先月は仙塩尾根(南アルプスの仙丈岳から塩見岳をつなぐ長大な尾根)を歩いてきた」などうらやましいような勇ましいような話が飛び交っていました。

 日が照ったり陰ったりする天気で、すっきりと晴れ渡りません。ベランダで木曽駒方面を眺めていましたが、木曽駒はおろか宝剣も見えませんでした。それでも、大田切谷を見下ろしながらハイマツの間を飛び回っているホシカラスを観察していると時間がゆったりと流れていきました。
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 デジカメのパノラマ機能を初めて使って、伊那谷を撮影してみました。雲が無ければ南アルプスの山脈も見えるはずなんですが、残念。
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2日目
 天気予報とは異なって濃いガスに包まれていて、雨もぱらついています。みんな、そんなはずでは・・・?という様子です。その中で、避難小屋から登ってきた高校生パーティーの楽し気な歓声が明るく響いていました。
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 計画では南駒ヶ岳を往復してから下山する予定でしたが、何も見えないのでまっすぐに下ることに決定。空木岳から岩の尾根を歩いていきます。景色が見えないと、大岩の造形の面白さに気が付きました。
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 木曽殿越への下りでは少しガスが薄くなってきました。伊那谷の源頭に切れ落ちている尾根を上から眺めると、なかなかの高度感があります。
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 木曽殿山荘は木曽側から吹く風で流されるガスがかかっていますが、山頂付近にくらべるとかなり薄くなってきました。
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 木曽殿越から伊那谷側は朝日も見えてきました。ぼんやりとしていますが、蓼科山の特徴的な姿が見えます。どうやら高い山の頂付近に厚く雲がかかっていて、平地は晴れている様子です。天気予報は平地ではあたっているということらしい。
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 森林帯に戻ってきました。木曽義仲の力水付近にはトリカブトが咲いていました。花はほとんど終わっていて、紅葉はまだ、というこの時期には貴重な華やかさです。
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 見晴場にに戻ってきました。陽が差してきましたが、山頂方面はやっぱりガスの中でした。
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 淡々と下り、自転車のデポ地に戻りました。
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 ちょっとだけシングルトラックを走って、林道に出ました。明るく晴れています。まだ午前11時前です。
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 林道は30分もかからずに下ってしまいました。伊奈川ゲートに到着。無事終了です。
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 かっこいいはずの空木岳の全容を眺めることができずに下ってきてしまいました。かっこよかった南駒ヶ岳は雨とガスのために登頂を断念してしまいました。達成感が今一つですが、一つの収穫は大量の水を担いで登れば、水場のない小屋でも快適に過ごせたことです。特に、冷たい木曽義仲の力水を詰めたペットボトルのおかげで同梱していた泡系飲み物も十分にザックの中で冷えてくれていたことです。駒峰ヒュッテの高度感あふれるベランダで、グイッ、は最高でした。

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