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2017/07/25

2017年7月22,23日 悪沢岳(ついに、荒川三山へ!)

 懸案の南アルプス荒川三山ついに行ってきました!一昨年は偵察に行って、これはいける!と確信を得ましたが、事情があって昨夏は実行できず。今夏はどうしても実行するということで計画していました。梅雨がなかなかあけず、不安定な天気が続いていましたが、待っていられないということで、梅雨前線が南下するという予報でしたが、決行しました(一昨年の偵察の様子はここ)
 今回は群馬のOさん、練馬のYさんの参加表明を受けましたが、Yさんは一日早く入山して二泊三日で行くとのこと。群馬のOさんと前夜発一泊二日の計画で行くことになりました。二つの別のグループが千枚小屋で合流し、また別れて行動するということになりました。

1日目

 前夜にクルマで出発。畑薙第一ダムに深夜に到着しました。クルマの中で運転中に外れたクイックレリーズのナットが見つからないというアクシデントがありましたが、Oさんの登場ですぐに発見できました。新しい目で探してもらえるとすぐに見つかりました。
 早朝の空は良い天気になっています。一日早く入山しているYさんはいい天気の中を3000m稜線を歩いているでしょうか。
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 沼平のゲートを抜けてダートの東俣林道を緩やかに登っていきます。途中で東海フォレストのバスに追い抜かされました。東海フォレスト経営の山小屋に宿泊する登山者用の送迎バスです。
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 椹島に寄ってみました。先ほどのバスで到着した登山者が出発準備中です。
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 椹島から林道を少し走ると千枚岳に向かう登山道が分岐します。いきなり滝をトラバースしていきます。我々は林道をさらに進みます。
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 千枚小屋方面に登っていく林道のゲートに到着しました。一昨年の偵察のおかげで、自転車は前後輪をはずせばゲートの下の隙間を通すことができることが分かっています。人間はゲートを上から越えます。
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 林道はずっと押していく覚悟です。アクセントは、二か所ある登山道との交差点、清水平手前の展望台、そして一昨年の到達地点の見晴台です。まずは最初の登山道交差点に到着しました。
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 ひたすら押して登るだけです。押すだけとなってヘルメットをやめた、すげ笠サイクリストのOさんも押して登ります。すげ笠はヘルメットより通気性が良くて快適だそうです。
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 さらに登っていくと、Oさんがクマ捕獲の仕掛けを発見。こんな山奥でもクマは有害かなーとのこと。群馬県の山々に比べると、かなり人家がない奥地に入っています。
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 やっとこさで見晴台に到着。お昼です。ベンチで休憩を取りながら稜線を眺めますが、だいぶガスに包まれてしまっています。
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 ここからは初めての領域です。登山道と最も近づく地点を目指して登ります。途中で雨が降ってきました。雨具を着込んで再出発しますが、幸いにそれほど雨は強くならずに済みました。
 地図を見ながら登山道と最も近くなる地点を探して自転車デポ地を決めました。すげ笠は雨が降っても有効ということで、これはかなり実用的?
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 たとえ担いでいなくても自転車がないとなんと楽なことか!雨も弱くなりました。登山道を快適に登り、千枚小屋に午後3時に到着しました。素泊まりの我々は小屋の中で火器が使える百枚小屋を選択しました。天気が良ければ、新築の本館に泊まり、自炊するときは外のベンチで富士山を眺めながら食事をすることができます。
 先発していたYさんと合流。雨を避けられる小屋軒下のベンチで宴会です。
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 小屋やテン場についてから晩御飯まではのんびりするものですが、今回は三人で盛り上がったのであっという間に日暮れになってしまいました。自炊組は百枚小屋に戻りました。
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2日目
 午前4時頃に起きて外に出てみると富士山が見えます。しかし、空は曇り気味で、谷間は雲海になっています。
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 本日は下山するというYさんと別れて、悪沢岳を目指して登山開始。当初は前岳まで荒川三山を往復してくるつもりでしたが、Yさんによると往復で7時間もかかったとのこと。今日中に下山しなければならない我々は、悪沢岳の往復に変更しました。それでも、荒川三山の最高峰に立つことができます。
 快調に登っていくと、自転車を押しながら登ってきた尾根、その向こうに雲がかかる大井川の谷、さらにその向こうには双耳峰の笊が岳が見えてきました。
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 森林限界を超えて千枚岳に到着。塩見岳から間ノ岳、北岳の頭もちょこっと見えます。思わず歓声が上がってしまいました。
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 千枚岳と丸山の間には一か所だけ梯子がかかる岩場があります。すげ笠クライマーとなったOさんは、すげ笠が風にあおられて飛ばないように慎重に下ります。
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 尾根の左側には赤石岳が堂々とそびえています。その左後ろに見えるのは聖岳でしょう。40ン年前にこの稜線をキスリングとビニロンのテントで夏山合宿で縦走したことを思い出します。
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 悪沢岳山頂に到着。ガスがだいぶ出てきてしまいましたが、甲斐駒を確認することができました。なんとか間に合いました。
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 みるみるうちにガスが伊那谷方面から登ってきました。赤石岳はおろか、向かいの中岳もガスをまとい始めました。中岳の避難小屋が見え隠れしています。
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 帰路は高山植物を眺めたり撮ったりしながらゆっくりと歩きます。まだ7月なので花がたくさん咲いています。岩ばかりの場所でも、わずかな隙間に群落が点在していてそれぞれが花盛り。
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 名前はぜんぜんわからなくたって可憐できれいなことはわかります。Oさんとともに写真を撮りまくりました。
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 千枚岳からの下り道、もうすぐ森林に入っていくところ。大井川を囲む山々にだいぶ雲がかかってきました。高度感がある眺めです。もうすぐ、あの林道を一気に自転車で下って行きます。
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 千枚小屋で一息入れたのちにシラビソの中を歩いて自転車のデポ地に向かいます。森林限界を超えた稜線は眺めが良くていいですが、森の中に戻ってくるとなぜかホッとします。
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 林道のデポ地に到着。自転車はちゃんと待っていてくれました。
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 サー下るぞと思ったら、前輪がパンクしています。その後もOさんとわたしでそれぞれ2回ずつのパンクが発生するパンクブームとなりました。めげずに修理します。涼しいので平気。走り出せが超高速です。
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 がれているところもありますが、林道は荷揚げに使用しているので、基本的に路面状態は良好です。劇坂部分はコンクリート舗装になっているところもあります。
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 ゲートに到着です。下りの正味の時間は1時間なかったでしょう。あっという間の下山でした。
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 雨がポツリポツリと降ってきましたが、幸いに本降りにはならずに畑薙第一ダムに戻ってくることができました。
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 やっと念願の自転車を使った3000m登山を完遂することができました。Oさんが望んでいた、「ピーカンで富士山を眺めながらグビグビ」というところまで天気は良くはありませんでしたが、「グビグビ」も「富士山」も眺めることができました。7月中だったことで高山植物もたくさん咲いていましたし、南アルプスから八ヶ岳まで眺める眺望にも恵まれました。さぁ次はどこに行きましょうか。

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コメント

おはようございます。おかげさまでMTBを標高差千m以上ひたすら押しまくるという偉業(?)を体感しました。南ア南部は初めて、小屋も景色も高山植物もビールも最高でした。高山植物は図鑑で調べたら24種を確認しました(いい加減だけど)。すげ笠は稜線の強風で一部損傷しましたが、修繕して使い続けます。すげ笠、モンスーンアジアの逸品です。今度は、このHPを参考に木曽駒にチャレンジしてみようと思います。また、誘てください。

投稿: 群馬のO | 2017/08/01 06:27

Oさん、お疲れさまでした。木曽駒はまた行きたいと思っています。クルマを使っていくパターンで計画しますので、行きましょう!
 山深い荒川三山と違って、伊那谷の眺望されて、南アルプスとはまた違った爽快感があります。

投稿: Zen | 2017/08/01 21:48

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