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2017/06/19

2017年6月16-17日 明神平ウルトラライト(UL)ツェルト一泊山行

 以前から群馬のYさんに、「魚野川水平歩道では渋沢ダムでテント泊しないとね」と言われています。そのためにはできるだけ軽い装備が必要です。今回、ウルトラライト(UL)の自立型ツェルトを購入したのでその試用を目的にして、台高山脈の明神平に行ってきました。大又からの周回ルートにして、下山地点の大又林道終点には自転車をデポします。このルートを歩いてみて、自転車向きかどうか偵察することも兼ねています。

1日目
 早朝に車で出発して約2時間半で大又の集落に到着しました。林道を慎重に登り、登山口に到着。これ以上は林道が荒れていて車では入れません。ここに自転車をデポして大又集落に戻りました。
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 笹野神社の横から薊岳に向かう登山道が始まります。梅雨入りしたというのに、連日良い天気です。
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 しばらくは自転車に最適なシングルトラックの登りが続きます。
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 大鏡池を通過すると杉の植林地帯から自然林の登りになりました。ところどころで乗れない部分はあるものの、おおむねいい感じのシングルトラックです。
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 ところが薊岳に近づくにつれてナイフエッジの尾根になってきました。岩場も出てきて自転車はかなり邪魔になりそうです。
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 薊岳からの眺望は良好。写真は二週間前に行った大台ケ原方面ですが、少しかすんでいます。それにしても、山が深い。平野はおろか、建物や集落などはまったく見えません。
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 薊岳を過ぎると再び穏やかな尾根歩きになり、やがて明神平に到着しました。ここは稜線に近い平原で、国土地理院の地図に「明神平」の表示があるところ。
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 この平原にリフト、おそらくロープトウの残骸があります。昔はここがスキー場だったというのですが、ほんのちょっとの斜面を滑るためにこんな山奥に設備を作ったという情熱に驚きます。
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 展望がない明神岳を往復してから小屋がある明神平のコルに降りていきます。このコルも草原になっていて絶好のテント場だそうです。見えている立派な小屋は大阪の高校のもので、一般公開はされていません。
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 ネット情報の通り、たしかにここは雰囲気の良いテン場です。ちょっとした平原で、テントを張るのにいい場所がたくさんあります。三重県側に少し下ると水場もあります。担ぎ上げた発泡性の飲み物をここで冷やしておきます。姿は見えないけれどカエルがあちこちでゲコゲコ鳴いています。この時期のこの山域の水場には必ずカエルがいるようです。
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 不要な装備をテン場にデポして、今度は国見岳を往復しました。明神岳への登りと国見岳の登りの両方の道で、タイヤ跡らしきものを発見しました。ここまで自転車を担ぎ上げて乗っている人がいるようです。薊岳付近の道は大変ですが、大又の林道から登ってくるといいコースなのかもしれないと期待が膨らみます。
 展望のない国見岳から戻り、樹林のなかの平地にテン張りました。ULの自立型ツェルトですが、用心のためにフライも持ってきました。今日は雨の心配はないけれど、今後のことを考えてフライも試してみることにしたのです。虫が多いのが玉に瑕ですが、天気がよいし、なかなか快適です。金曜日の夕方ということで、誰もいません。明神平を独り占めです。
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2日目
 シュラフカバーだけでしたが、ダウンを着たりザックに足を突っ込むことで暖かくなりました。しかし、腰回りがちょっと寒かった。もう少し工夫が必要なようです。それでも十分に睡眠をとり午前4時に起床。午前5時前に撤収して出発。朝日が尾根を越えて明神岳方面を照らし始めました。
 テントが一張りあってびっくり。昨晩に登ってきたようです。週末はにぎわうのでしょうか。
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 下りはじめると、吉野や金剛山など西の方面を望むことができます。改めて平野が見えないことに感動。朝の到来です。
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 最初はよい道が続きます。これは自転車に最適と喜んで下っていきました。
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 ところが下っていくにつれて、枝沢を渡ったり、本流を渡渉したりするようになってきました。自転車持参では、登りでも下りでもかなりの難所です。
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 最後は荒れたダートと激坂の簡易コンクリート舗装の林道を下り自転車のデポ地に到着。
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 自転車の威力を発揮して、大又の集落まで快適に下ることができました。大又の集落は朝日に輝いています。
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 薊岳を経由する明神平の周回コースは自転車には微妙です。良い箇所もあるけれど、乗れない部分はけっこう大変だからです。そこまでして明神平まで自転車を担ぎ上げても、周囲の山もそれほど乗れる道はありませんでした。自転車はその機動力を活かして大又林道の下りに使うという程度が最適かもしれません。
 ULのツェルトは快適。あとは発泡性の飲み物を削減したり、乾燥食品をもっと取り入れるなどの工夫で荷物の軽量化が必要なようです。

追伸:改めてネットで調べたら、まったく同じコースをMTBで周回した人の記録がありました。まあまあのコースとのことで、やっぱり乗れるところもあるけれど乗れないところはタイヘンという感想でした。先人はちゃんといますね。

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コメント

毎週末「皆勤賞」。すばらしい。
紀伊半島の山はやっぱり深そうですね。山頂から街並みが見渡せるようなところばかり行っている身には新鮮です。熊さんに遭遇したりしないんでしょうか。単独行だし転落とかも気をつけて下さいね。
毎回レポートを拝見していますが、今回のレポートで気がついたことが一つあります。それは、「激坂」という文字。過去のレポートでは必ずと言って良いくらい「劇坂」と記されていました。「さすがに文学的表現」と感心しておりましたが・・・。(笑)

投稿: Tさん | 2017/06/19 14:33

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